北欧ライフスタイル研究 | 生き方から考えるインテリア

なぜ北欧？

10年以上にわたり、北欧現地に赴き視察・研究を重ねてきました。
世界幸福度ランキングでも常に上位を占める北欧のライフスタイルには、日本にも採り入れたいヒントがたくさんあります。日々の暮らしのなかで何を大切に、どんな暮らし方をしたら幸せに生きられるのか、私の興味は尽きません。

北欧ライフスタイルに学ぶ５つのこと

Hygge／ヒュッゲ

Hygge（ヒュッゲ）＝『居心地がよい』こと。居心地のよい雰囲気や時間で「心が満たされる」状態をさします。北欧デンマークやノルウェーでもっとも大切にされている暮らしの価値観のひとつで、スウェーデンではMysig（ミーシグ）という言葉で同様の表現があります。
また、「自分自身が満たされて、人を満たしてあげることができる」という『自分ファースト』という考え方が根底にあります。この価値観が『Well-Being（ウェルビーング）』につながり、世界的にも幸福度が高い理由のひとつとなっています。

Lagom／ラーゴム

Lagom（ラーゴム）＝『ちょうどいい』という意味。モノの持ち方、時間の使い方、働き方など、暮らしのすべておいて、「自分にとって『ちょうどいい』バランスをみつける」ことをさし、北欧スウェーデンでもっとも大切にされている暮らしの価値観のひとつです。

日常を美しく

北欧では「デザインは生活者のため」という『デモクラティックデザイン』が主流です。そのため、私たち生活者の暮らしの悩みを解決する『問題解決型』のデザインがよいデザインとされており、『日常を美しく』暮らせることに重きをおいています。北欧では、男女ともに仕事・家事・子育てをすることが当たり前。誰もがもつ生活経験に裏打ちされたデザインに溢れており、忙しくても「シンプルで美しく・心豊かな暮らし」を可能にしています。

タイムレスデザイン

北欧ではデザインそのものも循環しています。全く新しいモノをつくるより、今あるデザインから問題を見つけ、より良くしていく「リデザイン」という考え方があります。それを繰り返すことで、何十年も色褪せない「タイムレスデザイン」となり、永くモノを大切に使うことができるのです。

実は共通点が多い

北欧は、日本に近いところがあります。コンパクトな住宅事情、靴を脱ぐ生活習慣、モノや人との和を大切にする心、自然を愛でる感性など、北欧と日本では案外、共通点が多い。こういったことから、日本人が北欧を好きなように、北欧の人たちも日本に親近感をもっており、お互いのいいところを採り入れやすいのです。

北欧ライフスタイル研究について

SDGsの中核を担う『ウェルビーイング』についても、北欧諸国ではいち早くこの考え方を採り入れています。常に「少し先の未来」を見据え、世界幸福度ランキングトップクラスを維持する北欧諸国の考え方を10年以上にわたり、現地を訪問し、視察・インタビュー・研究しています。その知見を啓蒙活動や日本の暮らし・住まい・ビジネスに反映しています。

研究テーマ

ライフスタイル

インテリア
・デザイン

働き方

子育て／教育

医療／介護／終活

環境問題／SDGs

研究対象

一般家庭

話題の企業・建築家・
デザイナーの
オフィス・アトリエ

インテリア企業

インテリア展示会
（Habitare、
FORMEX 等）

現地ショップ、
インテリア動向

教育機関・学校・
子育て支援施設・
図書館　等

北欧ライフスタイルを「学ぶ」「体験する」「体感する」

インテリアや暮らし方だけでなく、バランスのとれた働き方、「自ら考え・動く」子育てなど、北欧に学ぶことはたくさんあります。
視察・研究で得たノウハウを日本の事情に合わせ、下記のメニューに反映しているほか、北欧の人たちの「幸せは自らの手でつくりだす」という考えを、生活に取り入れたい人のコミュニティ『北欧の幸せな生き方を知るおはなし会』を立ち上げ、情報発信もおこなっています。